色々出ちゃってますけど【最終話】 【s046agnss00635】

ついに訪れた最終話。あなたは、この“バカップル”の行く末に、最後まで付き合う覚悟はおありですか？

後輩OL・成瀬と開発室の六郷という、一風変わった関係性を築いてきた二人。正式に付き合うことになったからこそ、その歪ともいえる愛情表現はより濃厚に、より深みを増していきます。今回、先輩社員の増田が六郷に依頼したのは、電車内を舞台とした「特殊デートVR」の制作。このVRこそが、全ての鍵を握るのです。

イヤフォンから聞こえる車内の騒音、視界いっぱいに広がる満員電車の光景…開発担当である六郷の拘りが詰め込まれたその空間は、やたらとリアル。そこに立たされる成瀬は、相も変わらず、いや、それ以上におしっこをガマンすることを強いられます。VRとはいえ、これほどまでに臨場感あふれる状況下では、羞恥心は通常の比ではありません。皮膚に伝わる乗客の体温、耳元で囁かれる六郷の声…。現実と虚構の境界線が曖昧になる中、彼女の我慢の限界は静かに、そして確かに迫っていきます。

「もう、ダメ…本当に、色々出ちゃう…」

本作の最大の魅力は、特殊なシチュエーションでありながら、二人の間に流れる確かな「恋愛」の感情を感じ取れる点にあります。ちょっと歪で、だけどどこまでも純真な二人の関係性は、読む者の胸をじんわりと温かくさせます。もちろん、メインテーマである「おしがま」描写は、この最終話で最高潮に達します。恥辱に染まる頬、もだえるような仕草、そして限界を超えた瞬間の、何ものにも代えがたい解放感…。フロモチ先生の確かな画力によって、成瀬の感じるすべての感覚が、ページの向こうからみなぎるように伝わってくるでしょう。

この物語は、単なるフェチズムの漫画ではありません。とある“性癖”を通して二人の愛情がどのように成熟し、結実していくのかを見守る、ラブ＆Hストーリーの傑作です。感動と興奮、二つの感情が見事に融合したこの最終話を、どうぞ心ゆくまでご堪能ください。FANZAにて、その結末が待っています。