バージンちゃうわ！ 【k161agote00433】

「お前みたいな童貞が！」「この万年処女が！」——キャンパスで火花を散らす二人の大学生、金城まみと稲生。お互いを認めないようで、実は唯一の理解者。なぜなら二人は、大学で輝くはずが失敗に終わった「童貞と処女」の同志だからです。意地の張り合いと恥ずかしさが交錯し、毎日がケンカ腰。でも、これって本当に憎み合っているのでしょうか？ それとも…？

運命の？ きっかけは大喧嘩の末の、勢い余った挑発合戦。「女の子１人お持ち帰りする勇気もないくせに！」「じゃあ、俺がお前をお持ち帰りしてやる！」。売り言葉に買い言葉で足を踏み入れたラブホテルで、二人の「経験済み」詐称は、一瞬で崩れ落ちます。そこにあったのは、お互いを気遣いながらも、抑えきれない好奇心と、はじけるような性の目覚めでした。

多くの読者が「良い意味で、冒頭から結末が読めるので、何しろ安心して読める」と語るように、この作品は予測可能な展開を最大の強みにしています。安心感の中に、ぎこちない手探りの愛撫、ばれまいとする嘘と、ばれてしまうかもしれないスリル、そして嘘を超えて通い合う真実の快感——これらが織り成すハラハラドキドキこそが、ページをめくる手を止められなくする魔法です。ヘリを先生の描く、ふわりと大きくて柔らかい乳房、恥じらいと快楽に曇る瞳の表現は、読者の心を鷲掴みにするでしょう。ある読者の感想にある「感じてる様子もかわいくてグッド」という言葉は、まさに的を射ています。

「現実にはまず無いと思うのですが、あって欲しいとも思ってしまう」——そんな、ちょっとした憧れと応援したくなる気持ちにさせられる物語。エロシーンそのものももちろん抜けますが、それ以上に、終盤に向かって純粋無垢な恋愛感情に変わっていく二人の関係性に、胸がじんわりと温かくなること請け合いです。清らかで、それでいてめちゃくちゃエロい。そんな一見矛盾した魅力を完璧に両立させた、珠玉のラブコメ作品です。FANZAでこのとびきりピュアで官能的な「初めて」の物語を、ぜひご堪能あれ。